5月10日のシステマ岡山は、名古屋で行われたザイコフスキー セミナーの内容をシェアしました。
3対3で押し合う
7人も参加していただいたので、このワークが練習できました。
3対3で向かい合って、お互いを押し合います。
押し合うというと、自分の「前の人」を意識しがちなのですが、「隣の人」を意識します。
隣の人を意識して、自分たちのチームの一体感を感じて動いたほうがパワーが出ます。
何回もやっていくと、押し合おうと組んだ時点で「あ、押し負ける」とか分かるようになります。
ひとつになるという感覚
綱引きで「オーエス!」と掛け声を合わせながら引っ張るとパワーが出る感覚と同じだと思います。
ただ、このワークでは綱引きのように声を出しません。ひとつになる感覚を感じられるかどうか。
掛け声で一体感を作るのは、脳が指令を出して脚や腕を動かす感じ。
そうではなくて、体が体でひとつになって動く感覚を感じるワークでした。
誰が運転しているか
隣の仲間とひとつになって動くことができるなら、自分自身もひとつになって動けるはず。
そして、自分を掴みに来る相手ともひとつになって動けるはず。
その感覚は「相手と同じ車に乗っている。誰がハンドルを握っているか。」と説明されました。
テクニックとしてではなくて、自分の動きに確信をもって動ける方がパワーを出せる。
そういう体の感覚、確信を大切にしていきたいと思えるセミナーでした。
緊張を使った時と線を描くことを意識した時では違う。線を描くと力を全く感じない、当たらしい感覚だった。
3人で押し合うワークはもっと一体感を感じたかった。
胸の一点で線を描くことを意識して動くと、相手を動かそうとして体を動かすよりも、軽く動ける感じがした。
久しぶりに練習に参加した。自信をもって動く。人はすでに完璧なのだから、当たり前のようにやるという言葉を思い出した。
向かい合った状態で一体感を感じて動くワークは、ぴったりのタイミングで動かれると少し気持ち悪い感じがした。ふたりの距離が縮まると安心感が出た。
システマをはじめて1年になるけれど、一番難解なワークだった。
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